第6回「市川教会」(5月10日放送)
~市川教会~
市川三郷町、旧市川大門町の中心街にある「市川教会」。
木造平屋建の擬洋風建築で、明治30年の竣工です。
真っ白な漆喰の外壁と、黒い擬石の隅石の美しいコントラスト。
1メートル近く積み上げたい石積みの基礎は、教会ならではの清潔感と重厚さ感を放っています。
また、桟瓦葺の屋根は、妻の寄棟部分に、小さな屋根のついた建物正面に向かって降りているユニークな形状。
袴を穿いた姿に似ている事から、「袴腰(はかまごし)屋根」と呼ばれます。
120年近く経った今でも、シンプルかつ独特な風貌で、「今昔通り」と呼ばれる道筋の、シンボル的な存在となっています。
2016年5月19日 15:28