第11回「平瀬浄水場」(6月14日放送)
甲府駅の北西、昇仙峡の手前にある「平瀬浄水場」。
明治42年に建設が始まり、大正2年から荒川の水を甲府市内に送り続けています
大正元年に作られた「整水井(せいすいせい)」。
濾過速度や流水量を調整する役目を担っていました。
扉の上部には、「尽不流々混(こんこんと流れ尽きず)」という文字が書かれています。
当時の事務所「水交庵」は、木造平屋建・瓦葺、2連アーチの玄関ポーチのある、モダンな佇まい。
現在は、甲府市の水道の歴史を展示する、資料館として活用されています。
新しい設備を投入し、竣工当時の姿を残しながら活躍する施設もあります
衛生や防災、産業の発展など、生活水準の向上につながった上水道。
甲府の近代化のシンボル、貴重な歴史の1ページとして、
人々に親しまれています。
2016年6月14日 22:00