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紹介した内容

第2回 4月9日OA「清太夫芋」

江戸時代、甲斐の国に赴任した代官・中井清太夫。清太夫は、天候が悪くても獲れる作物はないかと調べ、長崎に、外国からやってきた「ジャガタライモ」があることを知り、取り寄せて、栽培を始めました。やがて、あちこちの村々で作られるようになり、天明・天保の大飢饉でも、人々の命を繋ぐことができました。

郡内では、清太夫への感謝の気持ちを込めて、ジャガイモを「清太夫芋」「せいだ芋」と呼ぶようになりました。
上野原市の「龍泉寺」には、「芋大明神」があります。

石は、ジャガイモの形。清太夫を神様として祀ったものです。

小粒なジャガイモを無駄にしない「せいだのたまじ」やジャガイモで作られた「せいだ焼酎」。供養のための祭りも行われ、上野原市では芋代官・清太夫の功績を、今に伝えようとしています。

2019年4月10日 14:52