「幻の木喰仏再現プロジェクト」完結編

山梨市に住む彫刻家・岡本直浩(なおひろ)さんが挑んだ幻の木喰仏(もくじきぶつ)の再現。

 

 

その仏像とは、甲府市の教安寺(きょうあんじ)にかつてあった「七観音(しちかんのん)]。文化5年、当時91歳の木喰上人が彫り上げたもので生涯最後の仏像とも考えられています。

昭和20年の甲府空襲ですべてが焼失し、幻の存在となってしまいました。

そこで今回のプロジェクトでは、七観音のうちの1体、子安観音菩薩像を再現することになりました。

 

 

 

京都の清源寺で木喰上人の晩年の傑作に触れた岡本さん。感じた思いを、すぐに刻みたいと境内で「微笑仏(みしょうぶつ)」の顔の仕上げに入りました。
微笑みに込められた祈りとは…。木喰上人の願いに、思いを馳せながら刻みます。

 

 

木材の準備から含めると、およそ3か月。幻の子安(こやす)観音(かんのん)菩薩像(ぼさつぞう)が、現代に蘇りました。

 

 

木喰上人が「微笑みの仏像」に込めた祈りはこれからも何百年、何千年と受け継がれていくことでしょう。


2018年7月12日 05:08